所長略歴
はじめに
情報解析研究所は2008年8月に、(株)スタージェンの社内ベンチャー組織として開設されました。遺伝学、医学、医療、薬理遺伝学、情報科学の分野で活躍してきた鎌谷直之が東京女子医科大学教授、膠原病リウマチ痛風センター所長を任期中に退職し、スタージェンに移ると同時に出発した研究所です。
世界は着実に「情報化社会」へと突き進んでいます。その情報と科学技術をもとに人々の生活は便利に、快適になり、寿命も大きく伸びてきたのです。しかし、ここ10年ほどの間に、情報のサイズは加速的に大きくなり、場合によっては人々を押しつぶしかねない程になっています。逆にその巨大な情報をうまく活用すれば賢明なディシジョンができます。そのような賢明なディシジョンにより人々や組織が危険を避け、チャンスをつかみ、競争に勝つことができるのです。先進諸国ではこのような巨大な情報をうまく活用する産業が急速に伸びています。
このように、「巨大な情報をうまく使う」技術が統計学であり、情報解析技術です。情報解析研究所はこのような「情報をうまく使い、ディシジョンに役立てる」ことを目的に設立されました。
情報解析研究所のターゲット
情報解析研究所の研究、およびサービスのターゲットは「深刻で」(seriousness)、「不確実な」(uncertainty)問題の解決です。深刻な問題としては、例えば人の命、組織の命運、巨額の資産、政策などがあります。それらの深刻な問題の多くは不確実です。しかし、不確実だからと言って、何らかのディシジョンを行わないわけにはいきません。情報解析研究所の目標は、それら「深刻で、不確実な問題」のディシジョンを補助する技術を開発し、応用することです。
我々の考えでは、「深刻で、不確実な問題」にディシジョンを行う根拠は「論理と計算」しかありません。いずれも、情報を徹底的に解析して得られる根拠です。「論理と計算」以外の方法としては、「直感」「勘」「好み」「気分」「占い」「利害」などがありますが、いずれも大きな問題を含みます。これら客観性を欠く方法で行ったディシジョンは、後に必ず大きな問題となります。
情報解析研究所の業務内容
A. 情報解析技術の開発
統計学や情報学に基づいた、優れた既存の情報解析技術が多く存在します。しかし、最近の巨大情報の出現に伴いそれに適合した新たな技術の開発が必要になっています。情報解析研究所は、常に新たなデータの性質に適合した技術の開発を続けます。
B. 情報解析受託
医学、医療、臨床薬理学、生物学、遺伝学の分野の情報解析の委託を受け、情報解析を行った上で報告します。それ以外の分野でも相談の上、可能な限り行います。必要であれば、論文の作成や査読者への対応や、各種機関への申請書類の作成も行います。
C. 情報解析教育
情報解析を行うための技術の教育を行います。一般的な数理的な理論を教育するだけではなく、シミュレーションデータや実際のデータを用いた実践的教育を行います。しかも、単に解析の手順を憶えるだけにとどまらず、解析の内容を十分理解できるように配慮します。
D. 特に得意な分野
1. データベース作成、およびマネージメント(Data management)
データベースを作成し、データの整合性チェック、クリーニングなどのデータマネージメントを行います。賢明なディシジョンを行うために役立つデータベースの維持のためには、必ず良好なデータマネージメントが不可欠です。
2. 統計解析(Statistical analysis)
データとデータの得られた背景を十分考察したのち、信頼できる統計的手法に基づいた「統計的検定」「パラメータの推定」「結果の予測」を行います。
3. 医学的技術的書類作成(Medical and technical writing)
医学、臨床薬理学の分野などの報告書を作成するだけでなく、ご要望に応じ、論文の作成や査読者への対応、各種機関への申請書類の作成も行います。
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